それぞれの原料の性質に応じて香味の抽出方法は異なりますが、蒸溜法、浸漬法、パーコレーションなどを単独、または併せて用います。
抽出方法
蒸溜法
蒸溜法とは、原料をベースになる酒類とともに蒸溜釜に入れて蒸溜し、アルコール分と一緒に植物原料の香味成分を溜出させます。
冷浸漬法
冷浸漬法とは、ベースになる酒類に原料を浸漬し、その成分と香味を抽出します。浸漬する期間は原料の性質によって数日から数ヶ月にわたります。
温浸漬法
温浸漬法とはハーブなどをはじめ温水に漬け込み、数日後温度が下がったところで酒類を加え、さらに浸漬をつづけて香味を抽出します。
パーコレーション法
パーコレーションとは、コーヒーのパーコレーターと同じ原理で熱湯を循環して香味を抽出します。
エッセンス法
上記3つに当てはまらないリキュールを特殊系リキュールと呼んでいます。植物系以外の成分、クリーム、ミルク、緑茶、卵黄などが用いられています。クリーム系リキュールは油分が分離しないよう新しい技術が用いられています。