洋酒の用語集

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リキュール

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「その他」の用語一覧

アニス
“セリ科の薬用植物です。その種子は、アニゼット(別名ホワイト・アブサンともいい、アブサンの代用としてフランスやイタリアでよく飲まれています。)などのリキュールの原料に使われています。
アブサン
スピリッツにニガヨモギ、その他の香料などを配合したリキュールです。
18世紀、フランス人の医師が医薬品として製造、19世紀後半にはヨーロッパ各国で大流行しましたが、ニガヨモギに含まれる物質に向精神作用があり、習慣性があることから、1915年、主産地のフランスで、製造と販売が法律で全面的に禁止されました。このため、代替え原料としてアニスやリコリス(甘草の根)を使ったものが造られるようになりました。
その後、1981年にWHOが条件付で承認したことから、アブサンの製造が復活しました。
色は、暗緑色で辛口です。氷や水を加えると乳白色に変化します。
アプリコット・ブランデー
アプリコット(あんず)の香りのリキュールです。
アプリコット・ブランデーは、あんずの核を砕き、果肉とともに醗酵させ、蒸溜したものにアルコール、糖分などを加えて調合したり、あんずの果肉をスピリッツに浸漬し、スパイスなど香味を整えて造られます。
アペリティフ
“食前酒”という意味のフランス語。英語では、アペタイザー(Appetizer)ともいいますが、現在では、そのままフランス語を用いることが多く、ノドをうるおし、食欲を増進する目的で、欧米では非常に親しまれ、飲まれています。マティーニとマンハッタンが代表的なものですが、現在では、ワイン系、シェリー系、スピリッツ系とさまざまなカクテルがアペリティフとして飲まれています。
アマレット
その香りからアーモンドのリキュールを連想するかも知れませんが、アーモンドではなく、あんずの核をブランデーに浸漬し、成分を抽出したものに、香草のエキスをブレンドし、糖類を加えて造られるのが一般的です。
エッグ・ブランデー
ブランデーやスピリッツに卵黄、蜂蜜などを加えて製造されるリキュールです。
動物性成分を原料として造られるリキュールの代表です。
原産国は、オランダです。
オレンジ・キュラソー
果実系の代表的なリキュールです。
オレンジの果皮をアルコールと一緒にスピリッツとともに蒸溜した液に、その浸漬液とブランデー、シロップを加え、熟成させて造られるリキュールです(キュラソーの項も参照。)。
カカオ・リキュール
チョコレートを溶かしたような味のリキュールです。焙煎したカカオ豆をアルコールと一緒に蒸溜し、糖類を加えて造ります。
カクテル
カクテルとは酒類に別の酒を混ぜたり、何かを加えたりして新しい味を創作した飲み物のこと。お酒とお酒、お酒と果汁、お酒とソーダなどさまざまな組み合わせがあります。
カシス
和名で黒スグリ。欧州では、古くから薬として使われていた果実です。この実を破砕し、アルコールに浸漬、熟成後、糖類や香料を加えます。
リキュールの中でも、人気の高いリキュールです。蒸溜の過程がないことから、果実味が生きています。
クレーム・ド・カシスを使ったカクテルの「キール」や「キール・ロワイヤル」は世界的に有名です。
カンパリ
香草・ハーブ系の代表的なリキュールです。
美しい朱色と程よい苦みを特徴としており、カンパリ・ソーダ、カンパリ・オレンジなどのほか、カクテルのベースとして使われることが多いお酒です。
イタリア・ミラノ産。主要な原料は、ビター・オレンジにキャラウエイ、コリアンダーなどのハーブを加え、成分を抽出し、シロップで味を整え、製造します。
キール
白ワインとクレーム・ド・カシスを使ったカクテルです。
フランス・ブルゴーニュ地方・ディジョン市の時の市長であったキール氏が市の公式行事などでこれを振る舞ったことから有名になったといわれます。
キール・ロワイヤル
シャンパン(シャンパーニュ)とクレーム・ド・カシスを使ったカクテルです。のど越し爽やかなカクテルです。
キュラソー
オレンジの香りのする甘いリキュールです。
オレンジの果皮をアルコールとともに蒸溜し、ブランデーなどの蒸溜酒も原料に製造される柑橘系のリキュールです。オレンジの果皮を原料としていることから、その香りとともに苦みも伴いますが、これが特徴の一つとなっています。
17世紀、オランダ人が、南米ベネズエラ沖にあるキュラソー島で採れるビターオレンジの果皮を原料として造られたことから、この名前が付いたといわれます。
キュラソーは、大きく、オレンジ色をしたオレンジキュラソーと無色のホワイトキュラソーに分かれますが、この他にも、ホワイト・キュラソーに色を加えたブルー・キュラソー、グリーン・キュラソーなどがあります。
主なカクテルには、「ブルーハワイ」「マルガリータ」などがあげられます。
クレーム・ド・○○
フランス産のリキュールの中で、アルコール分よりエキス分の方が高いものをクレーム・○○と呼んでいます。
EUの法令では、糖分を250g/L以上(カシスのみ400g)含むものに付けることができるとされています。
ベースになる蒸溜酒は、ブランデーやウイスキー、ラム酒など様々ですが、糖分が多いので、甘味はかなり強いものになります。
クレーム・ド・カシス
黒スグリの実を原料に造られる暗紅色のリキュールです。フランス、ディジョン産のカシスを使ったものが有名です。
コーヒー・リキュール
種子系の代表的なリキュールです。
コーヒー豆を焙煎して、スピリッツに浸漬した後、ブランデーや糖類を加え、色や味のバランスを整え製造します。
高麗人参酒(コウライニンジンシュ)
韓国原産で、古来より漢方薬として珍重されてきた高麗人参をスピリッツに浸漬し、そのエキス分を抽出、熟成させたリキュールです。
サワー
「酸っぱい」という意味です。
好みのスピリッツをベースにレモン・ジュースと砂糖など、酸味と甘味を加えて造るカクテルの代表的なものの一つです。主なカクテルには、ウイスキー・サワー、ブランデー・サワーなどが上げられます。
サングリア
スペインの国民酒といわれる飲み物。スペインのワインをベースにオレンジやレモンなどの風味を加えたフレーバードワインの一つです。 一般的にアルコール度数も低く、爽やかで飲みやすく、冷したり、オンザロック、ソーダなどで美味しくいただけます。
スロージン
スローベリー(スローという木の小粒の実)をスピリッツに漬け込んで造ったリキュールです。
スローベリーの香りを持った赤褐色の甘い独特の風味が特徴のリキュールです。
スロージンは、ジンの名前が付いていますが、スピリッツのジンと同じカテゴリーのお酒ではありません。
チェリー・ブランデー
さくらんぼをスピリッツに浸漬し、シナモンなどの香料と糖類を加えて造られる甘口で赤いリキュールです。
ブランデーの名前が付いていますが、蒸溜酒(ブランデー)ではありません。
チェリーを使ったブランデーは、キルッシュと呼ばれています。
ディジェフティフ
“消化を助ける食後酒”という意味のフランス語。英語では、アフター ディナー カクテル(After Dinner Cocktail)といいます。食後の口直し、あるいは消化の促進のために飲まれるカクテルで、甘口に仕上げたものやアルコール度数の高いものが多くなっています。
トリプルセック
オレンジリキュールの中の一つです。トリプル(3回)蒸溜されたという意味のオレンジリキュールです。キュラソーのうち、辛口で香り高いリキュールです。
パンチ
ワイン、スピリッツをベースにして、フルーツやジュースをふんだんに入れて造るポピュラーなパーティ用ドリンクをいいます。
ピーチ・ブランデー
ピーチ(桃)で造ったリキュールです。非常に甘口でアルコール分は30度くらい。日本でも造られています。
ビターズ
苦味酒のこと。各種の薬草類をスピリッツに浸漬させ、その成分を抽出した苦みの強いお酒のことです。
カクテルやリキュールに加えたり、ジンに添加するなどして使用されます。
ビターズを使用する主なカクテルには、マンハッタン、ジンビターズ(ピンクジン)などが上げられます。
フィズ
蒸溜酒、主にジンをベースに、甘味、酸味を加え、ソーダ水で割って造る爽やかなドリンクです。
フィズという名前は、ソーダの炭酸ガスが弾ける音からきているといわれています。
一般的には、○○フィズと呼ばれていますが、わが国では、カカオ、バイオレット等のリキュールをベースにしたフィズにも人気があります。
ペパーミント・リキュール
香草、薬草系の代表的なリキュールです。
ミントの香りを付けたリキュールで、ミントの葉に含まれるエキスを蒸溜して、取り出したミントオイルにスピリッツ、糖類を加え製造します。
本来は無色透明ですが、更に、色素を加えて、緑に着色したものもあります。
ホワイト・キュラソー
オレンジの果皮で風味を付けた、香りの強い無色の甘いリキュールです。オレンジの果皮をアルコールとともに蒸溜し、これに糖類などを加えて造ります。
ホワイト・キュラソーをブルーに着色した美しいブルー・キュラソーもあります。
マラスキーノ
さくらんぼから造られるリキュール。スロヴェニアのアドリア海に沿ったダルマチア地方で栽培するマラスカ種の桜の実(ブラックチェリー)を原料とし、醗酵、蒸溜し、甘味付けして造ります。
アルコール分は概ね30度前後。リッチな風味と華やかな香りが特徴です。
イタリア、フランスやオランダでも造られています。
マンダリン
マンダリン・オレンジから造られるリキュールです。アルコール分は30度前後。色は、黄色、赤があり、フランス、イタリア、オランダ、ドイツなどで造られています。
リカー
アルコール飲料のことをいいます。特に、ウイスキーやブランデー、ジンなどのような強いお酒を指す言葉として使われます。
リキュール
リキュールには、溶解する、溶かし込むというような意味があります。
リキュールは、ヨーロッパの寺院が造った強壮薬酒が始まりといわれ、大航海時代、新大陸やアジアの植物、砂糖などが輸入されるようになると、リキュールの原料は一挙に多様化します。
リキュールは、当初、医薬的効用を求めるお酒でしたが、次第に果実やその種子などを原料として美を求めるお酒という要素が強くなり、色彩の美しいリキュールが沢山誕生しました。
このため、リキュールは、「液体の宝石」ともいわれています。
フランスが有名ですが、イタリア、オランダなど、世界各国で造られています。リキュールの本場のフランスでは、リキュールをアルコール分15%以上の飲料で、含まれる糖分が1L当たり100g以上のものとしています。
リキュールの保存法
陽の当たらない、風通しのよいところに保管してください。リキュールのアルコール度数の高いものは比較的長持ちしますが、日にちが経つと風味が変化したり、成分が沈殿したり、変色するものもあります。
リキュールにとって、色、味、香りは大きな要素です。できるだけ早く召し上がることをお勧めします。

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